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この素晴らしき世界



朝起きて、史苑の体温も下がっていたので安心し、妻と一緒に元気に出発した息子を送り出し、自分が最も夢中になっていた時代(90年代後半~00年代前半)の日本語ラップを聴きながら部屋の掃除をする。韻踏合組合、シンクタンク、降神、MSC…、やっぱり僕はこのあたりの日本語ラップが一番好きだな。いまは田我流やKOHH、あとはシミラボの面々くらいしかチェックできていないので、いまの日本語ラップの状況をどうこう言えるような知識も持ち合わせていないんだけど、やーーっぱり、あの時代が面白かった、と言うよりは純粋に夢中になれた。先に挙げた人たちも同世代ばっかだし。そりゃあ、シミラボやKOHHやスラックなんて、あの当時の人たちよりもクリティカルな表現をしているとは思うし、僕ももちろん好きで聴いている。それでもしつこいようだけど、やっぱ00年代前半だよなぁ。前述のグループの1stを是非とも聴いてほしい。それぞれがあまりに独創的で、いま聴いても引っくり返りそうになる。低俗と知性が同居したミンちゃんの1stを聴きながら、ノリノリで掃除機をかけてしまった(笑)。ここまで批評的な表現をするラッパーって、いまちょっと思い当たらない。大袈裟かもしれないけれど、それこそカニエくらいかも。なんかみんな過去の遺産みたいな書き方をしてしまったけど、実はみんな現役でやっている人ばかり。韻踏合組合とMSCからは少し興味が遠退いてしまったけれど、シンクタンク、降神あたりはまたとんでもない作品を創ってくれるんじゃないかと楽しみにしている。まぁ、シンクタンクに関しては金輪際アルバムをリリースすることはないのかもしれないけど。そう言えば先日タワレコに行った際に降神の中心人物である志人のソロが自主盤で発売されていた。自主製作なんで特定店舗のみの販売だし、価格も四千円と高額。いま自主できちんと創り込んだ作品を流通させようと思ったら、あれくらいの価格設定になるんだろうね。僕にとっては妙に生々しかった。内容は凄かったですよ。世捨て人な感じがハンパなかった。いや、誰よりも真摯に世を生きている詩人なんだけどね。ここで言う「世」とはあっちの「世」のことで、そう、僕たちが不要としている世界だ(笑)。さてそんな訳でリリカルに掃除機掛けを楽しんでいたところに妻が帰宅。なぜか隣に史苑の姿。「かえってきちゃったー!」とは本人の弁。なんでも保育所の予測体温計で37.6℃の体温をキープしてしまったようで、帰宅を命じられたそうな。本人は行く気満々だっただけに、可哀想な気がしたけれど、切り替えの早さもこどもの良いところで、史苑は家遊びを満喫する方向に頭を切り替えている様子だった。むしろ大変なのは親のリセット・スケジュールの方で、世の主婦の皆様方はこうして思い通りにことが運ばなくなるのだね(笑)。おまけに昨日からも書いているように史苑自身は至って元気なので、そのエネルギーをマンションの一室に封じ込めておくのが至難の業である。僕は絵本を仕入れに夕刻、梅田の紀伊国屋書店に行く。史苑の好きな温泉ネタと電車ネタの2冊を入手。息子のためと言うのもあるけど、エンドレスで同じ絵本を読まされていると、どうしても新たな話で刺激がほしくなるもので、実は自分のために購入したのかも知れない。結果、史苑も大喜びで万々歳。特に温泉ネタのやつは自分にそっくりの男のことが出てくるので、とても気に入っていた。今日だけでも僕と妻で各5回以上は読んだんじゃないかな。イヤイヤ期絶頂で、変に体調不良だし、言動的にも色々と大変なこともあるけれど、今日も愛する家族と過ごせて良かった。夕食は僕の作ったオムライス。ベタだけど、家族みんなの顔をケチャップで書いて。史苑は言うてくれるんだ。「みんな一緒で、ぼくはうれしいー」ってね。そして先ほど『棺によせて』の推敲が完了したよ。400字詰原稿用紙にしてジャスト70枚。ブログ投稿時にAstralさんから「後半、急ぎ足感が否めない」という的確なご指摘を頂いたこともあって、そのあたりは大幅に修正されていると思う。分量的には4割増しで着地。明日、プリントアウトして妻に読んでもらおうっと。

本日の一枚。降神 / 降神
origami1st.jpg

はい、アンダーグラウンド日本語ラップに於ける名盤中の名盤です。2003年のリリース当時、手製のCDRを購入し、その粗末なパッケージからは想像もできないような独創的かつ自由な内容のヒップホップに驚愕したのをいまでも鮮明に覚えている。出会って間もない妻に本作について熱く語っていたことを、妻に確認すると「あんまり覚えてない」って(笑)。それはさておき、やっぱり降神はこの一枚目が圧倒的に素晴らしい。もちろん技術的な面や表現力はいまの志人は凄い境地に達しているとは思うけれど、「内」にも「外」にも言葉を照射していたギリギリのバランスを保っている本作こそが降神の白眉だと確信している。人は経験を重ねて、必ずしもベストな表現ができるとも限らないのだ。だから二十歳のBADHOPが、還暦の政治家よりも突き刺さる呵責を吐けたりもする。ことヒップホップという表現はそれが如実だ。とにかく未体験の方は是非。日本語ラップのイメージが一変すると思う。マイク巧者のエローンや漢さえも余裕で喰ってしまう志人の凄まじいパフォーマンスに耳を奪われる「お尋ね者」を、どうぞ。
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未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/02/04 23:54
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